CD販売中止の事務所と出会ったとき

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■WEBは悪者

もう15年くらい前に運営してたアイドル系の通販サイトで販売申し出したら

「WEBに画像は出すな」

「WEBに商品名以外でタレント名を使うな」

「WEBに商品画像の掲載はするな」

の条件付きだった。

当時、その通販サイトは新しい試みとしてファンサイトを掲載してタレントを互いに応援する仕組みを作り、主に新人グラビアタレントさんやアニメを応援する仕組みを作り運営してました。事務所さんからはファンサイト(ファンサイトの殆どの管理人さんは事務所にファンサイトとして応援することを連絡していた)経由で許諾をいただきタレントさんを互いにそれぞれの立場の応援方法で盛り上げてきました。ちょうどそんな時にサプライヤーからジャニーズ商材が持ち込まれたのですが、条件がこれでした。あの当時でも古いと感じてたのに今でもそうなんだなって。

■WEBに画像を掲載したら徹底追求する

じゃぁさ、ファンサイトはどうなっているの?ってサプライヤーに聞いたら、ファンサイトでも画像が掲載されていれば見つけ次第、著作権違反で追求して閉鎖に追いこまれると聞いた。実際ファンサイトとして大きくなったところは閉鎖されてたらしいので。ファンであっても画像を使って金も出さずに客寄せするな、共有するな、の姿勢だったのが今でも覚えてる。当時、自社のWEBサイトも作らなかったのは有名。流石に今は存在するけど「右クリック禁止」で相変わらずの徹底ぶり。あと、連絡手段がまだ郵送のみなのも相変わらずだなぁと思う。

■採用募集に給与額がかいていない

深刻な人手不足らしく採用情報が掲載されているが、給与面に関する金額が記載されてない。その割には、自己PRとして「ジャニーズに応募する理由」が必須で休日はタレント都合で変動あり、残業代も不明、しかも採用不採用通知は、締切から2ヶ月経過しても連絡ないことが不採用の返事、と言うものだった。根底には「夢の職場なのだから金銭面は気にしちゃいけない」なのか。でも生活のために仕事をするわけで難関だったとして採用されて月10万です、と言われても困る。これはこの騒動で見つけた情報。

■衰退したわけではないのにな。。

いまもう、囲ったら無理よ。日本は昔から「損して得取れ」っていう言葉があるけど今はまさにそうなんじゃない。全部身内で固め金のなる木を温室栽培していただけでは若い世代は消費側、供給側のどちらも取り込めない。WEBで成長した若い世代は、供給サイドからの耳ごたえの良い情報は信用しないし共感しない。TwitterやFacebook、Mastodonがテレビメディアを圧迫している今でもまだそれを否定し続けるのはもったいない気がするなぁ。昭和世代に確立したブランド力と経験値はいくらデジタル化して世の中が変わったとしてもそうそう後者が追いつけるわけがない。方向転換して時流に乗ればデジタル化してでてきた新参者には太刀打ちできないはずなのに。

情報元 http://biz-journal.jp/2017/06/post_19334.html
ジャニーズ事務所 http://www.johnnys-net.jp/