トランプ大統領を見て感じること

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トランプ大統領が誕生しました。

ヒラリーさんが優勢という報道のなか偉業を成し遂げた、と言うべきかな。

時代が変わったんだと思います。ありのままの気持ちを素直に自分の言葉で伝えることが人々の共感を抱き、トランプ氏を推し進めたのだと思います。
世論を味方に自分を出した策略もあったんでしょうけど、耳障りの良い言葉や誠実さ、などの建前がもはや通用しなくなった大きな出来事だなと感じます。これはインターネットの成熟がもたらした結果にすぎないと思います。

それは、トランプ対ヒラリーは、マスメディア対ネットメディアの対立と同じだと見ていました。マスメディアがヒラリー氏でありネットメディアがトランプ氏という図式です。現在のマスメディアはいろいろな規制やお金、立場が絡みなかなか真実を伝えられなかったりユーザーニーズを掴みつつも反映できませんが、ネットメディアは自分の考えや言葉でダイレクトに伝えることが出来ます。数年前まではマスメディアが伝える環境が優位であり伝えるために重要な地位を持っていましたが、今や環境は対等になり、良くも悪くもダイレクトメッセージ性の強いネットメディアからの発信が人々の共感、反感をもたらす時代になり、メディア本来としての機能を確立出来たことと同様にトランプ氏が勝った要因ではないかと考えています。

BBCニュースか何かで、ヒラリーさんとトランプ氏の演説の比較をしていたのを見ましたが、ヒラリーさんの演説を聞きに来るひとは少なく会場は閑散としているのにトランプ氏の演説会場は満席で活気あふれていた。ヒラリーさんはその打開策として著名人やハリウッド俳優、有名スポーツ選手を呼んでの演説が後半は行われ盛り上がりをみせていたけど、これって、旧態依然の戦略ですよね。トランプ氏は以下の動画のように民衆の気持ちをつかむのが昔からうまいので時代がトランプ氏に追いついたということも大きいでしょうか。これは2007年の日本で言えば全日本プロレスクラスの、アメリカでは最大のプロレス「WWE」での最大イベントのワンシーンです。プロレスはショーですからすべて演出で作家が描いたものです。昔からリアルに人の心をつかむことを自ら実践してきた成果が建前で演じてきた今までを駆逐できたんではないかなと。